朗読劇

昨日、『100歳の少年と12通の手紙』という朗読劇を観てきました。

とてもとても感動しました。

歳のせいか最近本当に涙もろくなり、観劇中はボロボロ泣いてしまい、帰宅途中も夜布団の中でも、そして今日になっても、ふと思い出しては涙がじわ~と溢れてしまう、そんな事態に陥ってしまいました。

 

お話は…

余命わずか12日だと知ってしまう10歳の少年オスカー(村井良大)が唯一心を開いている病院のボランティアスタッフのローズさん(杜けあき)に、

「1日を10年と考えて生きてみない?」

「そして神様に手紙を書いてみない?」と教えられ、

オスカーとローズさんの二人で歩む、新しいオスカーの人生が始まります。

主にオスカーが神様に宛てた1日一通の手紙を朗読し、物語は進められていくのですが、ローズさんに恋の悩みの相談をしたり、また色々諭されたりしながら、10歳の少年は本当に100年の人生を駆け抜けていき、最後にはとても穏やかに永遠の眠りにつきます。

 

1時間40分くらいの朗読劇でしたが、笑いもあり、ほのぼのするところもたくさんありました。

決して暗く悲しい物語ではなく、とても温かくて優しくて…切なくて…素敵な言葉がいっぱい詰まっている、そんな心に響く舞台でした。

 

杜けあきさんの温かく広い心が、村井くんをふわっと包み込んでいるような空気が感じられ、本当のおばあちゃんと孫のように思えました。

 

今年最後に、こんな素敵な舞台を観られたことを嬉しく思います。